※このブログは、ステップごとの色鉛筆画講座となっています。
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色鉛筆画 模写について
色鉛筆画 模写について
今回は、私なりの解釈ですが、模写について書いてみたいと思います。
私は、絵を描きはじめの頃、「いろんな絵を見てみたい」とか「こんな、絵を描いて
みたいな」と思うようになり、気に入った絵を見つけては模写をしていました。
そんな頃、マリンアートで有名なクリスチャン・ラッセンの絵の展示会の広告を見つけ、
さっそく見に行きました。
私は、ラッセンの絵を見て一瞬にして圧倒的な上手さ、表現力、絵の大きさ、
美しさに目を奪われ感動しました。
ホントに「こんな綺麗な絵は見たことがない私も描いてみたい!」と思いました。
その日、会場でラッセンが描いた絵のポスターをもらって、さっそく色鉛筆で
模写をしてみました。
時間を見つけては、せっせと描きましたが、色鉛筆でポスターサイズの絵ですから
完成までに1ヶ月以上は、かるくかかったと思います。
その作品が、下の絵です。
クリスチャン・ラッセンの絵とは比べ物にならないです。
ラッセンの絵はアクリル絵具で、美しさも全然違います。
でも、模写でも一つの作品を仕上げれば、その過程で、いろんな発見、
体験が出来ました。
絵画初心者さんにとって実物を見て、上手にデッサンして絵にするのは、
ホントに難しいことです。
時間と根性があるのならば、どんどん描いていけば上手になるでしょう。
しかし、時間と根性なかなか作れるものではありません。
それでは楽しんで絵を描けてないと思います。
また、絵の上達に時間がかかっていては続かないと思います。
私は、模写やトレースをすることで、絵を描く楽しさを知りました。
確かにトレースばかりだと本当の絵の上達にはなりませんが、
私は、少しでも簡単で上手に見えるトレースをして出来上がった作品を楽しんで、
合間にちょっと、デッサンやクロッキーをして絵を楽しみながら上達して
いただけたらと思っています。
注)上記も模写ですが、クリスチャン・ラッセンの絵と比べると、背景がかなり省かれています。
基礎知識 デッサン(フランス語: dessin、ドローイング、英語:drawing、素描)とは
主に鉛筆やコンテ、木炭などの黒一色の濃淡のみで対象物を描いた絵のことですが、
必ずしも黒白モノクロのみで描かれた絵のみを指す訳ではありません。
クロッキー(croquis:フランス語)とは速写(速写画)と言い、対象を素早く描画することです。
スケッチ(写生)とも言うが、特に短時間(10分前後)で描かれたものをクロッキーと言います。
クリスチャン・ラッセンの模写では、太陽光線の描き方も決め手となっています。
太陽光線の描き方
好き勝手に書きましたが、この辺で終りたいと思います。
本日も、最後までお付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)m
ヒロシ
色鉛筆画 ヒロシの画材道具
さて、今回は私が実際に使っている色鉛筆の画材道具を紹介したいと思います。
そして、基本ステップ2でもどういったものを使うのか説明しましたが、私が実際に
使って良かったもの使いにくかったものを解説していきます。
ヒロシの画材道具
■色鉛筆
色鉛筆はファーバーカステル アートグリップ 36色と
三菱鉛筆 ユニカラー 100色を使用しています。
どちらも油性色鉛筆で、それほど、高価でもなく安くもありません。
芯の硬さはやわらかい方ですが、色によって硬さが若干違います。
三菱鉛筆 ユニカラー 100色セット
上の写真は、セットになっていますが、私はバラで購入しています。
ファーバーカステル アートグリップは、3角軸で握りやすく長時間の作業でも
疲れにくい設計となっていて、とても軽く発色性に優れた色鉛筆です。
ファーバーカステル アートグリップ油性色鉛筆 36色セット
三菱ユニカラーは、アートグリップの足りない色をカバーするように
使っています。
色も鮮やかで、紙への色のりもよく非常に描きやすいです。
■鉛筆たて
色鉛筆は、いつでも使えるように透明の鉛筆たてに入れています。
前に4箇所、後ろに2箇所入れるところがあり前には色鉛筆。
後ろには、額のトンボを締めるときのドライバーや字消し板、
定規、ハサミ、手ぼうきなど。
この鉛筆たての値段は、
100円ショップで、4つ買って420円でした。 安い!
■ハサミ
■手ぼうき
■鉛筆削り
カッターナイフか、
メタル製で小型のステッドラー製の削り器です。
よく削れて私のお気に入りです。
ステッドラーシャープナー
■鉛筆
シャープペンシルHB
■用紙
ケント紙
私の場合、細かい絵を描きますのですべすべしたケント紙が
一番描きやすいです。
画用紙は、色はよくのりますが、消しゴムで消しても消えにくく
強くぬると凸凹になります。 また、汚れやすいです。
ミューズ ケントブロック KL-5744 A4 【アマゾン】
■トレーシングペーパー
トレーシングペーパー【アマゾン】
■マスキングテープ
マスキングテープ【アマゾン】
■消しゴム
細かく消す時にノック式の消しゴムも使います。
練り消しも持っていますが、消しにくいので使っていません。
最近では、ピンポイントで消せるので電動消しゴムをよく使うようになりました。
電動消しゴム【アマゾン】
■フィキサチーフ(定着剤)
作品を保護するためのものです。
ホルベイン パステル フィキサチフ スプレーパステルフィキサチフ300ml
■定規
■字消し板
メタル製の字消し板を使っています。
はみ出した部分など部分的に消したい時に使います。
ウチダ ステンレス字消板 A 1-820-0000
■トレー
鉛筆の削りカス、消しゴムのカスなどを入れるトレーです。
■机
天板が、大きなガラスのパソコンデスクです。
これも、使いやすく私のお気に入りです。
色鉛筆で、濃く色をぬるとき筆圧を強くかけるので木の机より
下が硬いガラスの方がより濃くぬれます。
また、トレース時にトレーシングペーパーが、透明でないため
写す写真が見えにくい場合があります。
そんな時には、蛍光灯などのライトを下から照らせば見えやすく
なります。
キーボードを置くところには、写真などの資料や鉛筆の削りカスを
入れるトレーを置いています。
ガラス天板パソコンデスク幅120cm【-Rbein-ラバイン(クロムメッキタイプ)】ブラウン
以上が、色鉛筆画でいつも、私が使っているものです。
参考にしていただけたらと思います。
基本ステップ2から来られた方は次のステップ3へ ⇒ ステップ3
最後までお読みいただき有難うございます。
ヒロシ
色鉛筆画 初級ハイビスカスを描く まとめ STEP8
色鉛筆画 初級ハイビスカスを描く まとめ STEP8
それでは、今回は、初級ステップのポイントをまとめていきます。
■モチーフを決める
モチーフを決めるには、
家に飾ってあるもの、花瓶の花や、壺。
庭やベランダなどに咲いている花。
近所の公園などに出かけて画材収集。
地域のイベントなどに出かけての画材収集。
お祭りなどの人間模様。
モチーフは、探せば、無限にありますが、
自分が気に入ったもの目に止まったものをモチーフに描いていきましょう。
何もなければ、「何か画材になるものないかな」と、頭にインプットしていれば、
きっと「これだ!」と、目に止まったりするものが、出てきますよ !(^o^)!
■写真を印刷する
描きたいサイズで印刷します。
もう1枚は左右対称で印刷します。
なぜ、左右対称のものを印刷するのか?
お解りだと思いますが、トレースの手間を省くためです。
これは、絵が大きい場合や細かい写真の時に有効です。
ワンポイント
私は、印刷する用紙には、光沢紙などの写真用紙は高価なので、
写真用紙と比べれば少し劣りますがエレコムのスーパーファイン紙(A4)
を使っています。絵を描くには十分きれいな写真が印刷できます。
■トレースする
花と葉っぱ、すなわちモチーフをトレースします。
・反転写真をトレース
・トレーシングペーパーからケント紙へ転写します。
この時、何処(どこ)をなぞったかわかりやすい様に、赤ボールペンで
なぞっていきます。
ワンポイント 線の向きが、なぞりにくい場合は、用紙の方向を変えてみましょう。
■色で輪郭を作る
トレースした線に色を付けて行きます。
トレースした輪郭を消しゴムで薄くしながらその輪郭線の上に色を付けます。
ワンポイント 色を確かめる時は、用紙の端に色を出して確かめます。
■色をぬる
色をぬっていくには、
最初は、薄くあたりを付けて、写真をよく見て徐々に濃くしていくます。
各パーツごとに区切って根気よく仕上げていき、最後に全体を見て、
バランスよく、仕上げていけばうまくいきます。
明暗をはっきりさせるとより立体感がでます。
ワンポイント 濃くぬっていきますと、どうしても粉が出ます。
粉を手ではらいますと用紙にこびりついたり汚れる場合がります。
出た粉は、できるだけ手ぼうきか、ティッシュペーパー
ではらいのけましょう。
ちなみに、私の場合はいつも、手元にティッシュペーパーを
置いていて、細かい粉はティッシュ、消しゴムのかすなどは、
手ぼうきを使っています。
■額に入れる
額とマットを購入し、完成した作品をマットに装着し
額に入れます。
マットは、額と同様に額縁屋さんで購入します。
額縁屋さんで、額縁寸法とマット開口の寸法通りに切っていただきます。
マット開口は作品の大きさより縦横ともに5~10ミリずつ小さくすると
綺麗に収まります。
ワンポイント 最初は、額選びもなかなか難しいものですが、 いちばん確実
なのは、描いた絵を、額縁屋さんに持って行って店の人に聞いたり、自分で選んで
決めても良いかと思います。
マットもいろんな種類や色がありますので、マットのことも額縁屋さんに相談して
みましょう。
■絵を飾る
完成した作品を飾りましょう。
いろんな人に見てもらうと自然と絵も上達しますし、
毎日の生活も楽しく活き活きとなることでしょうヽ(^。^)ノ
■最後に
ずらずらっとポイントなどを書きましたが、
詳しい内容は、これまでの基本ステップ、初級ステップで説明していますので、
このまとめを見てつまずく場合は、もう一度ステップごとの
レッスンに戻って学習してください。
■基本ステップ
■初級ステップ
今回で 初級ハイビスカスを描く を完結いたします。
最後までのお付き合いありがとうございました。
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色鉛筆画 初級 ハイビスカスを描く STEP7 背景をぬり完成へ
今回は、背景をぬって完成させていきたいと思います。
(色鉛筆は三菱えんぴつのユニカラー100色の中から使用しています。)
写真のバックに前回使った額縁と同じ様な色肌色の部分がありますね。
実は、額縁を選ぶ時にその肌色を背景色にして、額縁の色も肌色系の色に
決めました。
ワンポイント 額縁の色は、絵に使われている色をもってくると、結構
合いやすいです。
今回の場合ですと、背景色か薄めの落ち着きのあるグリーンが、合うと思います。
❑背景をぬる
では、背景をぬっていきます。
シンプルにユニカラーの(605)シナモン一色だけで、仕上げていきます。
この色を平たく言うと、ピンクっぽい濃い肌色ですかね^^
はじめは、モチーフ以外の白い部分全体を横方向の線だけで薄く色をぬっ
ていきます。
そして、徐々に濃くしていきます。
基本ステップでの背景と同じ様に、アクセントで、濃い線を入れてみました。
今回も、横(水平)方向の線だけで仕上げていきますが、
縦(垂直)方向、横(水平)方向の線で、ぬっていても油絵のキャンパスの様に
仕上がっておもしろいです。
大体仕上がってきたら一度マットを絵に置いてどんな感じになるか見てみます。
良ければ、作品にサインを入れて、フィキサチーフ(定着液)をスプレーして
乾かします。(私は、作品の裏にもサインと日付を入れています。)
次に、マットを布ガムテープで本止めをして、額に入れれば完成ですヽ(^。^)ノ
いかがですか?
背景を塗れば雰囲気が変わりましたね。
黄色い花の絵なので玄関に飾れば、金運が呼べるかも!
今日は、これで終わりたいと思います。
次回は、おさらいを兼ねてポイントをまとめて見たいと思います。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)m
ヒロシ
次は、初級最終ステップ8まとめ ⇒ 色鉛筆画 初級 まとめ ステップ8