色鉛筆画 初級 ハイビスカスを描く STEP 2 色を塗る
それでは、STEP 2にまいりたいと思います。
前回のトレースまでは、出来ましたでしょうか?
◆色で輪郭を作る
トレースした線に色を付けて行きます。
使用する色鉛筆は、三菱鉛筆ユニカラーです。
先ずは、花びらからイエロー(505)で、
トレースした花びらの輪郭を消しゴムで薄くしながら
上からイエローでなぞっていきます。
花びらのシワの様になっているところは、暗い部分なので、
少し暗めのゴールドオーカー(553)でなぞっていきます。
ワンポイント 色を確かめる時は、用紙の端に色を出して確かめます。
赤い部分は、バーミリオン(508)を使います。
花の中心の黄色と赤色の境目の部分は、黄色に赤色がにじんだ様に
なっているので下の写真のように描いていきます。
続いて、葉の輪郭を、ダークグリーン(617)でなぞっていきます。
葉の部分は、色が濃いので線を薄くしなくても、そのまま上から
なぞっていっても大丈夫です。
少々線からずれても気にせずに、なぞっていきましょう。
トレースした線から、ずれて目立つ場合は、後で、消しゴムで消してください。
輪郭を全て色でなぞれば、絵の雰囲気が出てきます。
雰囲気がでたところで、絵の大きさを決めます。
◆絵の大きさを決める
B5サイズよりひと回り小さなサムホール(22.7X15.8)サイズで
いきたいと思いましたが、モチーフの幅が狭いので、
サイズは、21×17.5センチでいきたいと思います。
基礎知識 先ほど、サムホールサイズと言いましたが、絵画のサイズ
には様々なものがあります。(下記の絵の寸法は、主に油絵の額縁に用いられますので
頭の片隅に留めておいてください。)
絵画標準寸法というのがありまして、サイズ号数は、0~500以上まであり、基本となる型には、
F(Figure:人型)、P(Paysage:風景型)、M(Marine:海景型)、
S(Square:正方形)の4種類があります。
すなわち、0号でも、0号のF, 0号のP, 0号のM, 0号のS といった
縦、横の比率が違った4種類があります。
そして、1号と2号の間に先ほどのサムホールというサイズがあります。
サムホールだけ特殊で「22.7X15.8センチ」の1種類の型しかありません。
絵画標準寸法表←クリックで表がでます。
注)上記の絵の寸法は、主に油絵の額縁に用いられますので頭の片隅に留めておいてください。
色鉛筆画の額縁には、デッサン額を使用します。
後のステップに進みますと表を記載しておりますのでそちらを参考にしてください。
本日は、以上で終わりたいと思います。
次回も色を塗っていきますので、よろしくお願い致します。
最後まで、お付き合いありがとうございました。<(,,,)>
ヒロシ
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