人物画(秋祭り風景) 中級ステップ 5 仕上げから完成へ
(三菱ユニカラー100色を使って解説します。)
■仕上げ
空の仕上げから始めます。
空の色、ムラが無くなるようにスカイブルー(535)で仕上げます。
大きな範囲を塗る時は、えんぴつを長くもって塗っていきます。
ムラがなくなったら続いて雲を空に入れます。
消しゴムで空の一部分を消して白い部分(雲)を作ります。
白い部分が出来れば、その雲の下に影を入れれば雲の完成です。
今回は、ワームグレー(566)で影を入れました。
不自然にならないように、入れるのがポイントです。
外に出かけられた時にでも実際の雲をよく観察しておいて描くのが一番だと思います。
空が出来上がれば、絵の全体を見渡して色の薄い部分、ムラがある部分、影などを
修正して仕上げていきます。
地面の色は、仕上がった後にもう一度地面全体に、ライトフレッシュを上から塗りました。
混色により、より深みのある色が出ます。
最後にサインをます。
今回は、右下が良さそうなので右下にサインを入れて、フィキサチーフ(定着液)をスプレーして
絵の完成です!
(ライトの加減で薄くなっている部分がありますm(_ _)m)
絵の裏にも、日付とサインを入れます。
■額入れ
額縁屋さんで、マットを注文して額は、そこの店主と相談して決めました。
お互いに、「これがいい!」と即決で決まりました(*^_^*)
絵をマットに取り付け、額に入れて完成です!
(額入れの詳しい解説は⇒ 初級 ハイビスカスを描く STEP6 でしています。)
私は、絵を描き出すまで見向きもしなかった雲や花、山の風景、
いろんなものを観察するようになり、いろんなものが新鮮に見えるようになりました。
素晴らしい、贈り物をいただいた気分なのです。
こんな、感覚や体験も絵を通して出来たことです、
是非皆さんにも素晴らしい体験を味わって頂きたいです。
これで、人物画(秋祭り風景) 中級ステップは、終わります。
今回も最後までお付き合いありがとうございました。
ヒロシ